更新日:2019/01/24
大きな災害のときは、72時間を過ぎると、生存率が大幅に下がると言われています。
「もしとき教室」は、過酷な状況の中でも、生き延びるための、スキルやマインドを身に着ける活動です。
今回はSOSプログラムをテーマに1~3年生を対象に、日帰りで実施しました。
建物の中に閉じ込められた、道が寸断されて孤立しているなど、災害時には自分たちの力ではどうすることもできない場面にも遭遇します。
【助けを求めることができる】という技術も災害時にはとても必要です。
大きな声は出せるのか?
声を出し続けることができるか?
音が届かないほど遠くにいる人に、発見されるためにはどうすれば良いか?
どんな色が目立つのか?
季節によって目立つものは違うのか?
どんな動きで、どんな場所でSOSをすると良さそうか?
など。
様々な疑問を、一つひとつ自分たちで実際にやってみて考えて答えを出します。
時間は掛かりますが、一方的に「こうしなさい、これがいい」とスタッフが言わないのが、もしとき教室です。
活動前はSOSなんて簡単だ!と思っていた子どもたちが多くおりましたが、実際に体験してみると声が届かなかったり、音の出る道具が身近に無かったり、思っていた通りにはならない
ことがたくさんありました。
参加した子どもたちはSOSの難しさを痛感したようです。