更新日:2015/11/17
11月活動は、ブラインドサッカーに挑戦しました!
ブラインド・サッカーはパラリンピックの正式種目でもあり、世界各国で行われているスポーツです。
目隠しをしながらボールの音やチームの仲間の声を頼りに試合を進めます、言うならば『音と声のコミュニケーションの世界』です。
すぐに試合ができるほど容易なスポーツではなく、まずは音と声の世界に慣れるところからトレーニングを始めました。
互いに目を閉じて合言葉で呼び合いパートナーの居場所を探し合う練習や特殊なボール(鈴入りボール)を使ってのパス練習をした後に試合を始めました。
試合ではプレイヤー(目隠しをして試合をする人)とガイド(目隠しをせず、プレイヤーに指示を出す人)の役に分かれて行うのですが、ブラインドサッカーが初めての子どもたちですので、指示が思い通りに行きませんでした。
プレイヤーに対してガイドが「あっちに行って!」「こっちに来て!」と身振り手振りをするのです、これでは目隠しをしているプレイヤーには指示が曖昧で伝わりません。
何度も作戦会議を重ねて指示の出し方や良かった点等について話し合います、体験してみると沢山の気付きがあったようで、改善点がいくつも出てきました。
3試合目にもなるとコートを駆け抜ける人や狙いすましたシュートをする人などスタッフの想像をはるかに超える展開になりました!
活動の最後には、メンバーのナイスプレーを発表し、一人ひとりが個人へ目を向ける時間を設けて終了です。
今回は今まで見たことがないメンバーの新たな一面を垣間見る場面が多くあり、子どもたちの適応力とその度胸に驚かされました。