更新日:2017/09/01
災害発生後72時間を超えると生存率が大幅に下がると言われています。
もしとき教室(もしものときに生き残るための教室)は一人でも多くの子どもたちが、災害発生後自力で生き抜く力を身につけることを目的に実施されるプログラムです。
生き延びるために必要なスキルとして「ファイヤー」「ウォーター」「シェルター」「フード」「SOS」「ファーストエイド」「ナイフ」「チームビルド」の8つのプログラムを用意しています。
今回、低学年が学んだのは「ウォータープログラム」と「フードプログラム」です。
生水の危険性や水の必要性を学んだり、手作りろ過装置と市販のろ過装置との違いを実験したりしました。
ろ過装置を作る前に「ろ過ってなに?」という子どもたちもたくさんいるので、まずはろ過を知るためのゲームからスタート!
泥や虫、菌やウィルスなどの役を作り生水を再現し、ろ過役(鬼)の間を潜り抜けるゲームです。
一見鬼ごっこの様にも見えますが、しっかりろ過の働きとろ過装置でも通してしまうものがなにかを理解することができました。
その後は川の水を汲みに行き、自分たちでアイディアを出しながらろ過装置を製作しました。
みんな夢中になって何度も何度も改良し実験しました。
市販のろ過装置には全ての機能において適いませんでしたが、どのグループも泥水から透明な水にろ過するところまで完成させていました。
あとは、菌が除去できてスピードが上がれば文句なしなのですが…手作りでは難しいということを身をもって知った子どもたちなのでした。